中央大学 | 硬式庭球部

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    福井 烈からのメッセージ


    自分の役目 テニスのプロとして

    人にはそれぞれ役目があります。
    やりたい事と、やれる事、やるべき事、それを見極める事が自らの役目を見極める事でもあるのです。
    子供の時は、やりたい事だけをやって、結果で善悪を覚えます。
    やれる事がわかれば、やり方を考えます。そして、やるべき事を全うする力を付けることが、大人というものだと考えます。
    大人は年齢ではありません。いつ自分が大人になるか。大人になれるか。
    少しでも早く、自分の役目、そして自分のやるべき事を見付ける事が、大切なのではないかと思うのです。
    小学校5年生からテニスを始め、遊びが競技となり、選手となりプロの世界へ・・・
    プロの選手になってからの私の仕事は勝つことです。勝つことの妨げになることは罪悪です。「勝つ」という目標設定のある生活は、ある意味分かり易いと思います。やるべき事もはっきりしています。勿論、やれる事の限界にも直面します。
    では、やるべき事を自分で考えられるようになったのはいつからでしょうか。高校生の時は、団体生活優先の中、与えられるメニューの練習で、テニスを自発的に行い、自立していたとは言い難い生活でした。
    その反面、大学という環境は、最も自分探しの出来る場所であると考えます。志高く入学する者、漠然と入学する者、平等に時間が与えられるのです。そこで何に出会い、何をするか。そして、自分のやりたい事、やれる事、やるべき事を見付ける。その為の有り余る大学生活を、どう有効活用するか。
    私はより良い環境を求め、アメリカを含め4つの大学に在学しました。その最後に行き着いた場所が中央大学だったのです。中央大学では、全日本大学王座、関東大学リーグ、インカレ、インカレインドア、関東学生と、大学の全てのタイトルを手にすることが出来ました。そして全日本選手権のタイトルも取り、在学中プロ転向を決め、大学生活に終止符を打ちました。高校卒業時にはテニスで食べていこうなどとは考えていませんでした。しかし、大学生活が私にプロフェッショナルとしての覚悟を決めさせてくれました。そして、プロ選手として、アスリートとして、スポーツに携わる者として、その役目を全うするために、邁進してきました。 
    「プロフェッショナルとは、人生を賭けてその責任を負うこと」
    全ての若者が、一日でも早く、人生を賭けて負うべき役目を見つけて欲しいと思います。
    そしてやはり、スポーツに関わるものとして、一人でも多くの人にテニスの楽しさ、スポーツの素晴らしさを伝えられたらと思っています。
    スポーツは毅然としたルールに守られた、正々堂々の戦いです。
    勝者の美学、敗者の潔さが人の心を打ち、感動を与えます。
    スポーツは人の心を動かし、人を動かし、国を元気にします。理不尽は出来事の多い現代社会の中で、スポーツの役割は重要だと考えます。そんなスポーツに関わっていられることを誇りに思います。
    スポーツに限らず、自分の役目を見つけ、何かのプロフェッショナルになる覚悟のある若者が、有意義な大学生活によってたくさん送り出されることを期待しています。
    その役目を担い、全うする覚悟のある若者こそが、国の財産であると思うのです。
    希望と、志を持って、自分探しの大学生活を満喫して下さい。

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